CAセレクション:Houzzで見つけた理想のスイス式ミニマリストな暮らし10選
海外を飛び回る中で身につけた国際感覚を生かし、CA以外の仕事でも活躍する方々が、ハウズで見つけた空間写真から理想の家を考えるシリーズ。第3回はスイス式ミニマル生活を研究している野崎若菜さんがセレクトする「スイス式ミニマルな暮らし」編です。
皆さんはスイスを訪れたことはありますか? スイスを旅したあと、どんな印象を持ちましたか? 私はアジア系航空会社を経て、現在はスイスの航空会社でキャビンアテンダントとして勤務して11年目になります。そしてスイス式ミニマル生活研究家として、コンパクトでありながら、機能性に優れ、そぎ落とされた美しいデザインのなかでの快適な暮らし方を研究しています。
ミニマリストのモットーとして広く知られている「レス・イズ・モア(Less is more)」というフレーズにはさまざまな解釈がありますが、私は「物を少なくしてくなかで、大きく得るものがある、何かを見つける」という意味だと捉えています。私は震災をきっかけに実際に多くのものを捨てました。その結果、今現在の時間に集中して楽しむことができたり、スーツケースひとつでいざとなったら生きていけると思えるくらい身軽に、そして精神的にも強くなり、「レス・イズ・モア(Less is more)」のフレーズがストンと心に入ってきました。
私の理想とする暮らしは「物を極限まで減らす」というスタイルではありません。あくまでも心地よく、快適に暮らしたい。そのお手本になったのがスイスの生活スタイルです。スイスの男性と結婚した姉の家や友人の家を訪れるたびにスイス人の暮らし方、それ自体がミニマル生活だと気づきました。Houzzで素敵だなと思った写真を保存してアイデアブックを作ってみたら、私の理想とするスイス式ミニマルスタイルの家ができました。そのなかから厳選した10枚の写真を、スイス人のライフスタイルに触れながら部屋ごとにご紹介します。
ミニマリストのモットーとして広く知られている「レス・イズ・モア(Less is more)」というフレーズにはさまざまな解釈がありますが、私は「物を少なくしてくなかで、大きく得るものがある、何かを見つける」という意味だと捉えています。私は震災をきっかけに実際に多くのものを捨てました。その結果、今現在の時間に集中して楽しむことができたり、スーツケースひとつでいざとなったら生きていけると思えるくらい身軽に、そして精神的にも強くなり、「レス・イズ・モア(Less is more)」のフレーズがストンと心に入ってきました。
私の理想とする暮らしは「物を極限まで減らす」というスタイルではありません。あくまでも心地よく、快適に暮らしたい。そのお手本になったのがスイスの生活スタイルです。スイスの男性と結婚した姉の家や友人の家を訪れるたびにスイス人の暮らし方、それ自体がミニマル生活だと気づきました。Houzzで素敵だなと思った写真を保存してアイデアブックを作ってみたら、私の理想とするスイス式ミニマルスタイルの家ができました。そのなかから厳選した10枚の写真を、スイス人のライフスタイルに触れながら部屋ごとにご紹介します。
代々受け継がれるダイニングテーブル
人を招く機会の多いスイスの家庭。写真ような大きな木のダイニングテーブルはスイスでは代々受け継がれていきます。家具職人さんに持ち込み、削って磨いてまた削って……。良いものを長く使う精神は素晴らしいと思い、この写真を選びました。フォンデュやラクレットといったメニューを作る過程から家族や友人と楽しむのがスイス流です。
人を招く機会の多いスイスの家庭。写真ような大きな木のダイニングテーブルはスイスでは代々受け継がれていきます。家具職人さんに持ち込み、削って磨いてまた削って……。良いものを長く使う精神は素晴らしいと思い、この写真を選びました。フォンデュやラクレットといったメニューを作る過程から家族や友人と楽しむのがスイス流です。
自然を楽しめるバスルーム
スイスのバスルームはバスタブはありますが、シャワーでささっと済ませる方が多いようです。外の景色も楽しみながら入浴したいと思うのはやはり私が日本人だからかもしれません。屋外の景色を引き立てるシンプルでスッキリとしたデザインとシャワーの曲線に惹かれました。
スイスのバスルームはバスタブはありますが、シャワーでささっと済ませる方が多いようです。外の景色も楽しみながら入浴したいと思うのはやはり私が日本人だからかもしれません。屋外の景色を引き立てるシンプルでスッキリとしたデザインとシャワーの曲線に惹かれました。
寝ることに集中できるベッドルーム
スイス人のベッドルームはまさに寝るためだけの部屋。携帯もティーンエイジャーじゃなければ持ち込みません。枕もアメリカやほかのヨーロッパの国と違って必要なだけ。色も白やグレーといった目を休める色使いがされています。眠りにつくまでの時間、キャンドルを灯していると頭をよぎるさまざまなことが次第に消え、深い眠りにつくことができます。クローゼットももちろん別に作られています。
スイス人のベッドルームはまさに寝るためだけの部屋。携帯もティーンエイジャーじゃなければ持ち込みません。枕もアメリカやほかのヨーロッパの国と違って必要なだけ。色も白やグレーといった目を休める色使いがされています。眠りにつくまでの時間、キャンドルを灯していると頭をよぎるさまざまなことが次第に消え、深い眠りにつくことができます。クローゼットももちろん別に作られています。
自分に問いかけるクローゼット
洋服から、小物、タオルにいたるまで、すべての持ち物がひとめでわかるクローゼットは私の理想です。私は「1つ買ったら1つ捨てる」を実践しています。素敵だなと思ったものを見かけたとき、自分の持ち物のどれかとお別れしてまでそれが欲しいかどうかを自問します。2番を持つのではなく、1番のお気に入りを大切にします。
長い間捨てられなかったものを捨てると不思議と自信がつきます。物が少なくなると必然的に着飾ることができなくなるため、内面を磨く努力をするようになります。物を捨てることで新たな魅力を手に入れることができるのです。
洋服から、小物、タオルにいたるまで、すべての持ち物がひとめでわかるクローゼットは私の理想です。私は「1つ買ったら1つ捨てる」を実践しています。素敵だなと思ったものを見かけたとき、自分の持ち物のどれかとお別れしてまでそれが欲しいかどうかを自問します。2番を持つのではなく、1番のお気に入りを大切にします。
長い間捨てられなかったものを捨てると不思議と自信がつきます。物が少なくなると必然的に着飾ることができなくなるため、内面を磨く努力をするようになります。物を捨てることで新たな魅力を手に入れることができるのです。
歴史を受け継ぐ屋根裏部屋
子どもの頃のおもちゃやベビーベッドなど、スイスの屋根裏部屋は今は使わないけれど、将来的に使う代々受け継がれた家具が屋根裏に眠っています。ミニマリストの精神と相反すると思われるかもしれませんが、「捨てられないから置いておく」のではなく、「長きにわたって大切に受け継いでいくために屋根裏部屋に置いている」のです。家族の歴史を刻んでいけそうな素敵な屋根裏部屋です。
子どもの頃のおもちゃやベビーベッドなど、スイスの屋根裏部屋は今は使わないけれど、将来的に使う代々受け継がれた家具が屋根裏に眠っています。ミニマリストの精神と相反すると思われるかもしれませんが、「捨てられないから置いておく」のではなく、「長きにわたって大切に受け継いでいくために屋根裏部屋に置いている」のです。家族の歴史を刻んでいけそうな素敵な屋根裏部屋です。
光の変化を楽しむ廊下
何も置かなくても、光自体がインテリアと呼べる廊下ですね。ここを通るたびに光の変化を楽しめそうです。
何も置かなくても、光自体がインテリアと呼べる廊下ですね。ここを通るたびに光の変化を楽しめそうです。
仕事柄、常に玄関に近い目につくところに置いておくスーツケース。
「いざとなったらこの中に入るもので生活できる自分でいつもいたい」と、私にとって戒めのような、お守りのようなアイテムです。
「いざとなったらこの中に入るもので生活できる自分でいつもいたい」と、私にとって戒めのような、お守りのようなアイテムです。
湖畔に面したアウトドアスペース
休暇前には同僚から「明日湖行かないの?」と聞かれるほど、週末湖畔で過ごすことが大好きなスイス人たち。写真はフローティングハウスですが、湖畔に面したこんな素敵なアウトドアスペースがあれば、休みのたびに家族や友人と集まってBBQが楽しめそうです。
休暇前には同僚から「明日湖行かないの?」と聞かれるほど、週末湖畔で過ごすことが大好きなスイス人たち。写真はフローティングハウスですが、湖畔に面したこんな素敵なアウトドアスペースがあれば、休みのたびに家族や友人と集まってBBQが楽しめそうです。
近代的でありながら自然になじむ外観
コテージや山小屋風でもなく、近代的な素材を使いながら豊かな自然と光を取り込める窓の大きな家、周囲の自然と調和する外観の家が理想です。
スイス人の部屋はものすごくシンプル。部屋のなかを飾らない代わりに光の入り方や自然の移り変わりを愛でます。スイスに行って自然が見えてくるようになった私は、これからも彼らのスタイルを取り入れて、いつか私の理想とよべる家で暮らしたいですね。
コテージや山小屋風でもなく、近代的な素材を使いながら豊かな自然と光を取り込める窓の大きな家、周囲の自然と調和する外観の家が理想です。
スイス人の部屋はものすごくシンプル。部屋のなかを飾らない代わりに光の入り方や自然の移り変わりを愛でます。スイスに行って自然が見えてくるようになった私は、これからも彼らのスタイルを取り入れて、いつか私の理想とよべる家で暮らしたいですね。
今までアプリをダウンロードして写真を眺めているだけでしたが、今回あらためて自分の好きな写真をアイデアブックに保存してみると、自分の好きなスタイルを再確認することができました。ハウズの写真は自分の理想を視覚化してくれるので、自分が求めているものが何かを客観的にみることができます。
私は落ち込んでいるときや考えがまとまらないとき、インターネットでミニマルスタイルの写真を検索していましたが、ハウズを使えばすぐにヒットするのでとても便利です。整っている空間をみているうちに自分がクリアになって、心が軽くなります。楽しい時間を過ごすことで充電されて元気になりますので、皆さんも好きな写真をアイデアブックに保存してみてはいかがでしょうか?
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スイスのキッチンは、「余計な物は出さない」が基本です。冷蔵庫もカップボードのなかに収納されています。出していてもフルーツと、エスプレッソマシーンくらいです。写真のキッチンは色も目に優しい落ち着いた色で、右側の暖炉の火のぬくもりが伝わってきます。