棚の「自撮り」#shelfieから、素敵なシェルフのディスプレイを学ぶ
人気のハッシュタグをヒントに、シンプルなシェルフを小さなギャラリーとして楽しむためのアイデアをご紹介します。
SNSですっかりおなじみとなった、「自撮り」を意味する「selfie(セルフィー)」。これをもじった言葉、自分のお気に入りの「棚の自撮り」=「shelfie(シェルフィー)」が今、インテリア好きの間で人気のハッシュタグとなっています。お気に入りのアイテムで本棚や飾り棚や窓辺などをディスプレイした、個性あふれる世界中の部屋のクローズアップ写真が、#shelfieでたくさん見られるのが今という時代です。
シェルフの自撮りショットには、その人のインテリアの好みやライフスタイル、趣味や個性など、たくさんのストーリーが垣間見られ、それだけでとても興味深いもの。探してみると、Houzzでもたくさんの「シェルフィー」が見つかります。今回は、部屋づくりの参考になりそうな素敵な棚のディスプレイ写真を、真似したいポイント別にピックアップしました。
1. 暮らしに使う道具を美しく飾る
毎日の暮らしと無関係なものよりも、生活に深く関連しているものを飾った方が、より温かみのあるシーンになります。たとえばこの本棚に置かれているのはシンプルな時計。ちょっと懐かしいデザインのカメラとブックデザインの色をさりげなく合わせています。このように無造作な置き方でも、色やデザインに少しこだわれば素敵なディスプレイになります。
毎日の暮らしと無関係なものよりも、生活に深く関連しているものを飾った方が、より温かみのあるシーンになります。たとえばこの本棚に置かれているのはシンプルな時計。ちょっと懐かしいデザインのカメラとブックデザインの色をさりげなく合わせています。このように無造作な置き方でも、色やデザインに少しこだわれば素敵なディスプレイになります。
愛用のマグカップにポスターやアートを添えて飾った素敵なシーン。茶こしやキッチンタオルなど、とてもさりげない置き方ですが、何かストーリーを語りかけてくるようです。大きめのアートフレームが背景にあることで、こまごまとしたアイテムが美しくまとまって見えます。
壁に取り付けた2段のシェルフの飾り方がハイセンスで、家のオーナーの小さな物語が感じられます。トレイやコーヒーメーカー、器などの日用品に、本やアート、小さなグリーンを添えていることで、ディスプレイのグレード感がアップ。一歩下がって全体を見てもバランスがよく、素敵な世界観にあふれています。
2. 余白を活かして飾る
白をベースに、天然素材や自然な色をテーマにしたシェルフディスプレイ。ビーチスタイルのインテリアに溶け込むナチュラルなシーンです。たくさん置きすぎず、余白を残しているのがポイント。好きなものがあるとつい全部飾りたくなってしまいますが、アイテムを厳選することが、センスのよいディスプレイの鉄則。一度に置くのではなく、ときどき取り換えてイメージチェンジを楽しむのがおすすめです。
白をベースに、天然素材や自然な色をテーマにしたシェルフディスプレイ。ビーチスタイルのインテリアに溶け込むナチュラルなシーンです。たくさん置きすぎず、余白を残しているのがポイント。好きなものがあるとつい全部飾りたくなってしまいますが、アイテムを厳選することが、センスのよいディスプレイの鉄則。一度に置くのではなく、ときどき取り換えてイメージチェンジを楽しむのがおすすめです。
木のパネル壁のモダンなベッドルームのフォーカルポイントは、1段だけ取り付けられたシェルフのシンプルなディスプレイ。モノクロ写真や本など、厳選されたアイテムの間にほどよい間隔をあけることで、ひとつひとつに視線が向き、優しい木目を背景とした引き算の美しさが引き立ちます。
3. アクセントカラーを効果的に使う
白や黒、グレー、ベージュなどのニュートラルな色をベースに、鮮やかなアクセントカラーを加える色づかいは、広く応用できます。写真は全体にグレイッシュなトーンでまとめた2段シェルフのディスプレイですが、上段の花と本、下段の鮮やかなオレンジ色のレトロなプッシュボタン式電話が、明るいインパクトと立体感を与えています。
白や黒、グレー、ベージュなどのニュートラルな色をベースに、鮮やかなアクセントカラーを加える色づかいは、広く応用できます。写真は全体にグレイッシュなトーンでまとめた2段シェルフのディスプレイですが、上段の花と本、下段の鮮やかなオレンジ色のレトロなプッシュボタン式電話が、明るいインパクトと立体感を与えています。
黄色とオレンジの使い方が印象的な本棚のディスプレイ。アートやポスターで使われている色を1、2色ピックアップし、アクセントとして使う方法もおすすめです。鮮やかな色彩の中に黒を加えることで全体を引き締め、シックにまとめています。
色の使い方の基本:空間を引き締めるアクセントカラー
色の使い方の基本:空間を引き締めるアクセントカラー
4. ディスプレイにテーマや物語を与える
決めたテーマに沿ってアイテムを揃えれば、シェルフの上のワンコーナーに物語や世界観を語らせることもできます。写真はメルヘンチックな絵皿や可愛らしい鳥の置物、童話のような雰囲気のある本を組み合わせ、オーナー独自の小さなワールドをつくり上げています。
決めたテーマに沿ってアイテムを揃えれば、シェルフの上のワンコーナーに物語や世界観を語らせることもできます。写真はメルヘンチックな絵皿や可愛らしい鳥の置物、童話のような雰囲気のある本を組み合わせ、オーナー独自の小さなワールドをつくり上げています。
“Superhero boys’ shelfie” とあるように、こちらは男の子の部屋のシェルフ。子供たちに人気のキャラクターも、たとえばこのようにモノトーンでまとめるとシック。多少アイテムがバラバラでも、色が整理されていれば、自然な一体感が出しやすくなります。
5. あえて「外し」をつくる
白く丸みのあるポットに入った植物を飾ったオーガニックな雰囲気の窓辺に、硬質なキャンドルホルダーをプラスして、シンプルながら目を惹くシーンに。統一感のあるディスプレイの中にひとつだけ違う性質のものを入れ、「外し」や「崩し」を加えることで、そのほんの少しの「違和感」がアイキャッチとなり、インパクトや個性を表現することができます。
本と植物で楽しむ、シンプルな棚のディスプレイ
白く丸みのあるポットに入った植物を飾ったオーガニックな雰囲気の窓辺に、硬質なキャンドルホルダーをプラスして、シンプルながら目を惹くシーンに。統一感のあるディスプレイの中にひとつだけ違う性質のものを入れ、「外し」や「崩し」を加えることで、そのほんの少しの「違和感」がアイキャッチとなり、インパクトや個性を表現することができます。
本と植物で楽しむ、シンプルな棚のディスプレイ
こちらも同じ考え方の例。大中小さまざまなサイズのフレームを一直線に並べた、それだけでも素敵なシェルフィーですが、文字のオブジェを加えて変化をつけ、さらにオーナーの個性もプラスしています。
6. 背景を上手に使う
ブラックボードペイントで塗られた壁に黒いシェルフを取り付け、デザイン性の高いキッチンアイテムを並べた「見せる収納」シーン。チョークで書かれた文字がさらに面白みをプラスしています。棚の上だけにとどまらず、背景の壁も含めた演出がユニークです。
ブラックボードペイントで塗られた壁に黒いシェルフを取り付け、デザイン性の高いキッチンアイテムを並べた「見せる収納」シーン。チョークで書かれた文字がさらに面白みをプラスしています。棚の上だけにとどまらず、背景の壁も含めた演出がユニークです。
棚に置くものだけではなく、背景まで気を配ると、ディスプレイに奥行きを出すことができます。こちらは棚の背面に壁紙を貼って、さらに個性的なディスプレイに。3段の中に実にさまざまな要素が集まっていますが、壁紙もその一部となって、エクレクティックなシーンをつくり上げています。
7. 本と植物はディスプレイの練習に最適
もし棚を飾るものに困ったら、まずは本と植物を置いてみてください。この2つのアイテムはどんな部屋にもなじみやすく、あとからどんなものを添えても自然にまとめてくれる力を持っています。
次の記事では、本と植物を使った簡単なディスプレイのアレンジをステップバイステップでご紹介します。こちらもぜひご覧ください。
棚の「自撮り」#shelfieから、素敵なシェルフのディスプレイを学ぶ
もし棚を飾るものに困ったら、まずは本と植物を置いてみてください。この2つのアイテムはどんな部屋にもなじみやすく、あとからどんなものを添えても自然にまとめてくれる力を持っています。
次の記事では、本と植物を使った簡単なディスプレイのアレンジをステップバイステップでご紹介します。こちらもぜひご覧ください。
棚の「自撮り」#shelfieから、素敵なシェルフのディスプレイを学ぶ