Ikebukuro tower 48F, TOKYO
都会の中の、静穏な暮らし
夫が収集した希少なリヤドロや日本人形。
妻が描いたトールペインティングや、美しい食器の数々。
2人のコレクションを収める新たな住まいは、タワーマンションの高層階にあった。
グレイッシュなトーンを基調としたLDK。
コーナーと腰壁には大胆な縦縞柄のクロスがアクセントに用いられ、
ブラックセードのシーリングランプとベルギー絨毯が室の上下を引き締める。
入口にはディープブラウンの収納家具がL字に設けられ、
天井まで続くガラス扉を隔てて、夫妻のコレクションが一覧できる。
寝室では、ブルーグレーの壁紙が静謐(せいひつ)な雰囲気を醸し出し、
艶のあるホワイトな家具との対比が生まれた。
高層建築の中に質感と温もりが同居するこの住まいは、
都心での新たな暮らしのあり方を示唆している。